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【クリスマスのフロスト】 R.D ウィングフィールド

クリスマスのフロスト (創元推理文庫)クリスマスのフロスト (創元推理文庫)
(1994/09)
R.D ウィングフィールド

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物語冒頭で事件が起こる。パニックを起こした被疑者がピストルで撃ち抜いた男こそが、
本編の主人公ことジャック・フロスト警部である。どうしてそんな事態になったかが

四日前の日曜日の事件から説明される。娼婦を生業にしている若い女性ショーン・アップヒルの娘
トレーシー・アップヒル八歳が、日曜学校の終了した時刻から帰宅せず行方不明になったと言うのだ。

さぁ、日付は日曜日に巻き戻される。ようやっとフロスト警部が登場してくるのは、
何と六十六ページを費やしてから。現れてみるとこれが強烈そのもの!よい年をした中年警部が

仲間の警官に真剣に浣腸の悪戯をするのだから。それだけでない。会議には当然の如く遅刻する、
呼び出された署長の眼前で平気でタバコを吸う、署長が嫌っている呼び名で署長を呼んで平然としている。

と、フロスト警部のお下劣な振る舞いは枚挙にいとまがない。だが執拗な捜査ぶりと、
独創的な彼ならではの驚くべき推理方法からは目が離せなかった。凄腕警部フロストは奥さんを亡くしてから、
いつまでたっても一日の仕事を切り上げないことでも有名。最初に来て最後に帰る。

家に帰る理由がないんだろう。愛すべきダーティー・ヒーローとしてフロストに親しみが沸いて
物語に深く感情移入出来た。話を戻すが。フロスト警部と組まされたロンドン出身で

警察長の甥っ子でもあるボンボン刑事クライヴの振り回されっぷりが面白い。
何せ着任早々真夜中までこき使われ、翌朝は早朝から叩き起こされるんだから!

クライヴは腐りながらもフロストに喰らい付いていくのが可笑しい。中々の名コンビだと思う。
それにしても、この小説は人物設定が魅力的だ。登場してくる容疑者だけでなく、

浮浪者や霊媒までも舞台に上がって来るし、その誰もが胡散臭く、犯人なんじゃねえの?
と思わせられるから、いやはや筆者の筆の冴えには驚きっ放しだった。最後の最期まで、

ずっとハラハラドキドキが楽しめる痛快な警察小説なので、クリスマス時を外しても読み応え満点。
自信を持ってオススメ致します!!

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