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【ゴールデンスランバー】 伊坂幸太郎 ~手に汗握る展開とは、まさにこんな作品にこそ相応しい!~

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
(2007/11/29)
伊坂 幸太郎

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存分に堪能致しました。全く脱帽です!この作品を読むに際し
伊坂作品の大ファンである知り合いのブロガーさんに、

自分なりに読みたい伊坂作品のタイプを考え伝えてみました。
第1.パンクやロックに対する熱い想いを持っている登場人物が出てくる
第2.重くても構わないのですが、なるたけ偏執的な後味の悪い事件が起こらない内容。

(それでも最後まで読ませる伊坂さんの力量は凄いですが、なんとなく現在は遠慮がちです)
第3.カタルシスを得られる。3つに共通する、『カラリ!』とした世界が描かれている作品を教えて下さいませ、と。

それならばコレです!そう即答頂いたのが本作品でした。単行本で500ページを越す大作は5部構成。
と、これがまぁ、面白いの何の!!小説の展開する余りにドラマチックな筋書きにヤられ、読み終わるのが、

結末を知るのが惜しく、それはもう、少しずつ、少しずつ、時間を掛けて読み進めて行きました。
舞台は仙台。地元出身金田総理の就任&凱旋パレードに沸く市街。大学時代の親友・森田森吾から、

数年振りの、勿論、社会人としては初の呼び出しを受けた主人公、青柳雅春。
以前と変わらず適当なファストフード店に入り駄弁るものの、森田は中々呼び出した理由を話題に上げない…。

そして移動した車の中でやっと、森田は『たぶん首相はパレード中に暗殺される。
おまえ、逃げろ。オズワルド(ケネディ大統領暗殺犯)にされるぞ』衝撃的な予言を口にする。

その言葉通り、首相は何者かによって殺され、暗殺犯の濡れ衣を着せられた、
青柳雅春の命懸けの逃走劇が始まる訳です。事件に絡めて、青柳雅春が過去や現在、

付き合いのあった人や、ちょっとした事で知り合いになった人が登場してくるんですが、
『森の声』が聞こえると言っては預言者めいた発言をする、親友森田森吾を初め、

青柳雅春の味方として登場して来る人物達は皆、とても魅力的です。中でも格好良かったのが、
物事の判断基準を『ロックかどうか?』に置いている職場の先輩の存在です。

青柳の最大の武器である『習慣と信頼』が、最も効果を発揮した人物だったように思います。
更に、別格に印象的な登場をしたのが、青柳雅春の父親です。かなり極端な人で、痴漢を見つける度、

相手に馬乗りになってボコボコに殴り付けたりするし、息子の書き初めにも無理やり
『痴漢は死ね』と書かせたりする程の正義漢です。そんな父親は徹頭徹尾、雅春を信頼し

『こっちはどうにかするから。雅春、ちゃっちゃと逃げろ』と息子の逃走を応援します。
この時、父として、自分の人生全てを賭けて、マスコミや、その向こうにいる、

世間という名の圧力と闘い抜いた青柳雅春の父親には、泣かされました。
仮に、自分の親族及び、周辺の人間が、何らかの大きな事件の犯人と断定された時

『いや、あいつはしていないよ、そんな事』と言えるかどうかを考えました。
そんな風に、自分と世間との関係を、真剣に考えた事がなかったので、

貴重な読書体験をさせてもらったと思っています。それにしても、
様々に張り巡らされた伏線が、実に意外な形で回収されていく物語の巧さ、

面白さは圧巻でした!!小説が最高潮に達した時の、スリリングさ、爽快極まりない感じに、
極上のカタルシスを得る事が出来ました。後半の為に前半部分が書かれているので、


一粒で二度美味しい!そんな読み方も楽しめます。ラスト1ページの震えと、
至福の読書時間をあなたにも。爽快な読後感の得られる小説が読みたい方にお薦め致します。

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テーマ : オススメ本
ジャンル : 小説・文学

コメント

おじゃまします

こんにちは
某SNSを「ちゃちゃっと逃げた」赤坂王子です(笑)

ね~!絶対面白かったでしょう、これ
一粒で2度おいしいグリコ的文学です。
僕は映画見てからまた読みなおしたんですが
ますますはまってしまいました
ばらばらになったパズルのピースを
はめこんでいくとちゃんと別な絵ができあがる
これが伊坂作品の魅力なんですが
僕はこれが伊坂作品では一番すきです
「大変よくできました」っていう感じでしょw

赤坂王子さまへ

ははは(^_-)☆

そう来ましたか。でもコメントうれしいです。

確かに一粒で二度美味しいキレとコクのある作品ですね。

映画もみたくなりました。

『大変よくできました』の下りは泣けますね。
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福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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