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【ミミズクと夜の王】 紅玉いづき ~祈りを捧げる時は何時も魂が震える~

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
(2007/02)
紅玉 いづき

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不器用過ぎる愛と祈りが沢山込められた小説、静かに心震えました。
魔物蠢く夜の森に、フラりと現れたのは、おデコに332の刻印を押された死にたがりミミズク。

森にたどり着く迄に、散々ひどい目や、悲しい仕打ちにあい続け、心は壊されてしまい、
肉体もボロボロ傷だらけになっていた。ミミズクの願いは唯一つ。

汚れた自分を頭から丸ごと欠片も残さず食べてもらう事。ミミズクはひたすら森を彷徨い、
ようやく魔物たちの王様である夜の王と出逢います。すると不思議な事に、夜の王には、

ミミズクの姿はヒトの娘にしか見えない、こう言うのです。
じゃあ、彼女は一体全体どうして自分を鳥だと称し、

自らを食べて欲しいと言ったりするのでしょうか?それには彼女の過去と、
おデコの刻印が関係していました。332、つまり、ミミズだと、

「お前は人間よりも遥かに劣る虫、ミミズだ」って蔑まれて来たのです。
そんな彼女の住んでいた盗賊の村が、これまた他の盗賊団によって滅ぼされた時、

彼女は初めて自らをミミズに苦、9足してミミズクと名乗ろう、そう決めたのでした。
ですから、彼女の死への憧れには一点の曇りも、怖れすらもないのです。

人間嫌いの夜の王ですら、ミミズクの存在する理由や、純粋無垢な姿に思う所があったのでしょう。
館に自由に出入りする事を許し、ミミズクに自らを「好きな名前で呼べ」と言い放ち、

フクロウの名前で呼ばれる事になります。不思議ですね、
2人の名前は両方とも森の賢者の異名を取る鳥の名前なのですから…。

けれど2人にとっての静かで穏やかな日々は、ある日突然引き裂かれてしまう事になります。
森に迷い込んだ所をミミズクによって助けられた狩人が「あの森には捕われの身の少女が居た!」

と酒場等で喋り回った為に、前々から夜の王の無尽蔵の魔力を秘かに
手に入れてみせようとしていた国王が討伐軍を結成しフクロウの館に闇討ちを仕掛けたのです!

燃え盛る炎の中、離ればなれになる直前、ミミズクの額に新たなる刻印を結んでから捕まるフクロウ。
それはミミズクの辛い過去も、夜の森の中で起きた出来事の記憶も、

一切合切を消去する呪文でした。さてはて不器用極まりない2人の純愛は如何なる結末を迎えるのやら?
互いが互いの幸せを祈る絆の強さが、ミミズクとフクロウだけでなく、

全ての登場人物の胸にも伝わった時、想像を遥かに超えた結末へと物語は動き出します。
人間が生きる上で大切な想いや感情を、ミミズクと一緒に実感してみませんか?

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テーマ : オススメ本
ジャンル : 小説・文学

コメント

こんばんはです~

こんばんは、本カフェのありすです。
読んで頂いて嬉しいです!私はこのお話が大好きなのですよ~。
…でも、お薦めした後に「もしかして人を選ぶのかも…」なんて思って不安になりました。でも気に入って頂けたのなら幸いです!ホントに!
人にお薦めするのってドキドキですね。
えぇと、それでは失礼いたします~。

コメントありがとうございます

ありすさんへ、

コメント&素晴らしい本の紹介ありがとうございます。

ミミズクがミミズクと名乗る理由や、記憶を無くしても尚、幸せな感情を知っても尚、フクロウに恋い焦がれるというのが、なにしろとても美しく感じました!!

またオススメあったら教えて下さいね、宜しく御願い致します。
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藤長聖子です。

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≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

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福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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