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【太陽の塔】 森見登美彦

太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
(2006/05)
森見 登美彦

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『何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。』
うわぁ、のっけから!宣言しちゃってるよ!!この身も蓋もない感じって…、あの頃の俺もマンマだ。

あぁ、そうだよなぁ、若さとバカさをゴッタ煮にしてさ、
過剰な純情が雄叫びを上げるのを止められず、七転八倒すんの。

言葉使いもニーチェの真似したりするんだけどもね。
本人、ラジカルやシニカルを意識しても、周りからみたらコミカルにしか過ぎん訳だわよ。

Youknow!?わ、笑えねぇ。身につまされるぜ、
森本氏(って、この呼び掛け方は息長いんだなぁ。ビバ!トキハ荘)

す、すみません、つい取り乱してしまいました…。まったく参りました、森見登美彦さん。
読書中、掻き乱されっ放しでしたよ!いつ以来かな、読書中、変な汗止まらなかったの!?

何ていうのかなぁ、絶妙なんですよね、森本くんって。自分を袖にした水尾さんを、
大学休学してまで【研究】する癖に…。驚く程、冷静に自己分析が出来ていて

『ではお前が「選ばれている」と信じ込んでいる根拠は
どこにあるのだと問われれば私の方が教えて欲しいぐらいである。』

だなんて、運よく気がつけた所で、素直に認めて表明したりなんて、
少なくとも学生の頃の自分には到底出来ない芸当でしたもの!!。

そんな彼と現実世界の摩擦により生まれた、
無意識の破れ目を縫うように走る叡山電車の光の描写も美しく素敵でした。

京都の町を抜け、太陽の塔から宇宙へと至る。そこには水尾さんの存在がある。
初めて自分の取って置き、秘密を共有してくれた異性に、

男子って奴は神秘を感じるものなのかも知れないなぁ、等と、顔から火柱が立つ位の、
こっ恥ずかしい事を考えてしまいましたよ。あぁ、なんて事だ!落ち着いて書評に戻り給えよ、君。

終盤のクリスマス騒乱後に、森本くんが、作戦参謀を務めた親友飾磨くんと
交わす会話のクールさにも、ファンタジーが満ち溢れていて好きでした。

ここで一度、気持ちがフラットに戻されてるので、
ラスト二頁で森本くんが気づいた事の美しさ、際立っているんだと思います。

青春真っ只中の人は勿論、現在でも自分の通過した青臭い時間が原動力だと、
思える全ての人に読んで欲しい一冊です!!

◎過去書評にも気軽にコメント下さいませ。一冊の本について話が交わせる事を嬉しく思います◎

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テーマ : オススメ本
ジャンル : 小説・文学

コメント

太陽の塔、私も好きです!
自信満々なのに、その根拠の無さもしっかりと認識している森本くん。
大真面目なのに周りからみるとバカバカしくって、なんとも面白かったです。
男性が読むと、身につまされるところもあるのでしょうか?

Run さんへ

こんにちは♪

いつも温かなコメントを頂き感謝しています+.゜(n_n人)゜+.゜

太陽の塔、僕が岡本太郎さんが好きなこともあって、
森見さん初挑戦で選んだのですが、読めて良かったです☆

森本くん初め【四天王】のキャラの濃さ、脇役の存在感なども
等身大の学生たちって感じがして楽しめましたρ(^∇^*)♭

あまりに描写が赤裸々なので、自分の学生時代の恥ずかしさ
を思い出して、大変でした・・・。

たぶん学生の頃って、まだ男性ではなく【男子】的な自意識で
居たので、振り返るのが恥ずかしいんだと思いますf^_^;

森見さん、これから読みはまりそうです!!

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福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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