スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【ジャージの二人】 長嶋有

ジャージの二人 (集英社文庫 な 44-1)ジャージの二人 (集英社文庫 な 44-1)
(2007/01)
長嶋 有

商品詳細を見る


静けさの中での物思う日々。そんな穏やかな日常を繰り返し、
ふとした瞬間に気付く大切な事。心身深く沁みる納得。変化の始まり。

劇的な一瞬って意外と派手でなく淡々と迎えられる性質の物なんだって思います。

リアルな現実での感覚に従って書かれた小説は、荒唐無稽なドラマなくても、
充分魅力的な物語として成立していて、『こんな小説の書き方もあるんだなぁ!』と

長嶋さんの新鮮な文体に感銘を受けました。

いい歳した『父』と『息子』がジャージ(背の高い小学生用)を着て避暑地で夏を過ごす
【ジャージの2人】。コンビニや魚肉ソーセージ、携帯電話等々の

身の回りに存在してる物の書き方もディテールまで丁寧に書かれているので、
2人の山荘暮らしから漂ってくる訳ありそうな感じが引き立っています。

特に高地なので携帯の電波状態が悪く、アンテナ3つ立つ穴場を捜し歩かないといけない辺り
描写の巧さに唸ります。

後半で意外な人を加え【ジャージの3人】になってからの話でも前半が効いているので、
ゆっくりとだけども主人公の言動が前向きに展開している様子に強く頷けました。

最後ジャージの漢字の謎が解けた後、レタス畑の真ん中で起きた予想外の出来事。
素晴らしい締めくくり方。映画も見てみたくなる本です。

解説の柴崎友香さんも新しい本の読み方を教えてくれ、こちらもお得でオススメです!!

◎過去書評にも気軽にコメント下さいませ。一冊の本について話が交わせる事を嬉しく思います◎

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへにほんブログ村 本ブログへ 
読んで気に入って頂けたら応援宜しくお願い致します!励みにして書き続けます。

テーマ : オススメ本
ジャンル : 小説・文学

コメント

こんにちは。

なかなか訪問できずにすみません・・・。

「ジャージの二人」ですね。
私、映画観ました。
かなりゆるゆるな映画でなかなか面白かったです。
レビューを読ませていただいた限りでは、映画と小説は内容は同じようですね。
小説も読んでみたくなりました♪

おゆさんへ

>おゆさんへ
おゆさん、こんにちは♪
コメントありがとうございますo(^-^)o

映画化されたのは未だ見てないのですが、
父親が鮎川誠さんって所に、

原作のユルい感じが出てるなぁ、なんて思い、
観るのが楽しみです!!

映画と原作。最近見比べたりするのが大好きです。

文章の間を映像が膨らませてくれるので、
新たな発見があったり、映画の後読み直して再度はまったり。

この原作、機会があったら読まれて見てくださいねp(^^)q

こんばんは。
はじめまして。

ディテールにこだわっているからこそ、生活感があふれてくるものなのでしょうね。電波の悪いところでは携帯を空にかかげてしまう、ってことを自分でもしていることに、この作品を読んでから気づかされました。そういうみんなしているのに誰も言語化していないことを描くのが、長島有はうまいんでしょうね。

TBさせていただきました。
また遊びにこさせていただきます!

kbbさんへ

>kbbさんへ
はじめまして、こんにちは。

>>みんなしているのに誰も言語化していないことを描く

本当にそうですね。犬のミロにおやつ上げる時の描写で、
亀田のソフトせんべいの方が小袋に別けられているので

早くお腹一杯になってくれるんだ、的な会話が交わされてる
所とか、思わず『へぇ~』ってタメイキ漏らす位
さりげなく書かれていて好きでした。

来て下さり、とてもうれしく思います。
ぜひまた遊びにいらして下さいね。

TBありがとうございました。
こちらもkbbさんのblogに伺わせてもらいますね。
Secret

SNS「本カフェ」参加中!

ランキングに参加しています!

にほんブログ村 小説ブログ エッセイスト志望へ

プロフィール

花房雨

Author:花房雨
藤長聖子です。

皆様、お友達になって下さいね。お声かけてくれたら嬉しいです。
初めてこのブログを読まれる方は、こちらから読まれてくださいね。

【ラブ&シェアについて】親愛なる皆様へ

【藤長聖子のプロフィール】

≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

≪好きな人たち↓≫

作家:よしもとばなな・吉本隆明・田口ランディ・西原理恵子・角田光代・山崎ナオコーラ 音楽:THE BLUE HEARTS・大貫妙子・松任谷由実・池田綾子・S.E.N.S 画家:デナリ・ダリ・シャガール・バスキア 映画:アマデウス・サイダーハウス・ルール・ハリーとトント・めがね・ビリー・ワイルダー 落語:立川談春

福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

◎このブログ・私たちは著作権を放棄しておりません◎

イラスト等を使用されたい場合はメールにてご連絡下さいませ♪

love_heartgraffiti★yahoo.co.jp ★を@に変えてご連絡下さい。

※あきらかに当ブログと関係のないと思われるコメント・TBや『これはひどいなぁ』と行き過ぎを感じさせるコメント・TBは削除させて頂く場合があります。ご了承下さいませ。

メールお待ちしています☆

名前:
メール:
件名:
本文:

HEARTGRAFFITIのすべて

ご訪問ありがとう!

☆検索☆

ジーナフウガの一冊入魂レビュー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。