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【日本文学盛衰史】 高橋源一郎

日本文学盛衰史日本文学盛衰史
(2001/06)
高橋 源一郎

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タイトルに惹かれ、初めて読んだ高橋源一郎さんの小説。
高橋さんの正体って実は真面目で純情な文学者だったのね!と驚いた。

大勢の文士たちが【日本文学】の成立の為に奔走した明治と、
文学がすっかり衰退してしまった現代の日本とを、時空を越えてコラボさせちゃうんだもんなぁ。

こうしてある事で、現国の授業のおまけ、位にしか扱われてなかった作家達から古臭さは消えるし、
果たして彼らが何を考えて文学と向き合って来たか等もくっきりと見えて来る。

自然主義って言うのは何だったのか!?とか。流れで田山花袋にはAV監督させるし
石川啄木に至っては借金を重ねちゃ、伝言ダイヤルに注ぎ込んで挙げ句

ブルセラショップの店長にまで身をやつす始末で。
高橋さん一流の徹底的な妄想力には笑わせてもらった。勿論、ギャグばかりではなくて。

夏目漱石の作品に多く見られる謎解きにも現代からの視点で挑戦している。
この、作家たちを制限された時代環境から解放し、問題意識だけを現代に持ち込むやり方。

高橋さんが先人たちへ敬意を払いつつも、
同じ文学者としてガチンコで勝負しようとしてる覚悟のようなものが伝わって来た。凄い!

日本文学って飛び切り魅力的で面白い世界なんだなぁ。
そして、日本文学の、新たな可能性を提示して見せてくれた高橋さん。感服致しました!。

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テーマ : オススメ本
ジャンル : 小説・文学

コメント

こんにちは♪
面白そうですね(^^)
日本文学はあまり、詳しくはないのですが、これは面白そう☆
私の実家は、昔々、「馬込文士村」と呼ばれて、室生犀星・萩原朔太郎・・などなどが暮らしていたらしいです。
自宅近くには、あの、三島由紀夫さんが住んでいらして、息子さんは、妹と中学で同級でした。
ご家族は本当に気の毒だったと思います。
この本、暇を何とかつくってみたいです。

> wazowazoさんへ

書評にも関心を寄せて頂き嬉しく思います。

この本で明治の作家達も文学青年だったり、うだつの上がらない亭主だったり、現代の僕らと余り変わりはしないのだなぁ、と感じました。設定からして面白いし、良いですよ。

三島さんのご子息ですか。作家や政治家の家族は、何かと注目されるでしょうし、三島さんの場合は特に事件がセンセーショナルだっただけに、大変な目に遭われたのでしょうね。

この本、内容量はありますが、短編が集まって成立してるので、少しずつ少しずつ読むのに適してると思います。お忙しいでしょうから、ふとした隙間が出来た時などに読んで見て下さいね。
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福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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