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【或る天使の事情】 土屋公平

或る天使の事情或る天使の事情
(2011/10/04)
土屋公平

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以前、当ブログにてCDのレビューを紹介した所、わざわざメールを下さり、
以来ささやかな交流を持たせて頂いている詩人の尾上文さんが、
日本を代表するロッキン・ソウル・ギタリスト土屋公平さんに
詩を書き下ろしたアルバムが今作品。では早速曲順通り聴いた感想を述べたいと想う。

①【グッバイホーン】
『派手な付き合いは苦手さ』そう言ってのける尾上さんに詩人としての純潔さを感じた。
 公平さんのギターにハリケーンが去った後の静けさや淋しさ、その他の複雑な感情を揺さぶられました。

②【DoggySoul】ファンキーソウルあふれる詩と曲。
『夏にはいつも公園にいた 林の中でセミが鳴いてた 水にダイブするペンギン
 コーラとタバコにGroove』って箇所が好きだった。

③【夏に会おう】
『クワガタとセミと友情の他に何もない王国さ』パーカッションのリズムが心地好い。
 詩の締め括りかたがカッコイイ!

④【Sunshine Eye Angel 2011】
 光がキラキラ跳ね踊る様な印象的な曲とメロディー

⑤【ロンリーバタフライ】初めての恋と別れを想起させる曲
『君の心には誰もいない
 抱きしめても 君にさわれない』狂おしいもどかしさと孤独がCOOLに拡がる

⑥【上海パニック】
 詩人尾上文さんの遊び心と、公平さんのファンキーさが上手く融合している。
 『パパさん、ニッポン、百元でどう?』このシニカルでコミカルな所が好き。

⑦【アースサミット】
 『ヒトが謙虚になれば 未来は変わるだろう 神様のサンブル 試されてる』
 今こそ、この言葉に耳を傾けるべき時なのでは?

⑧【宇宙パーク】
 壮大なスケールの詩を噛んで含ませるように唄う公平さん。
 『宇宙の公園に浮かぶ小さな星 この星くらいは守れるはずだろ?』
 本当に心からそう想う。

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【クリスマスのフロスト】 R.D ウィングフィールド

クリスマスのフロスト (創元推理文庫)クリスマスのフロスト (創元推理文庫)
(1994/09)
R.D ウィングフィールド

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物語冒頭で事件が起こる。パニックを起こした被疑者がピストルで撃ち抜いた男こそが、
本編の主人公ことジャック・フロスト警部である。どうしてそんな事態になったかが

四日前の日曜日の事件から説明される。娼婦を生業にしている若い女性ショーン・アップヒルの娘
トレーシー・アップヒル八歳が、日曜学校の終了した時刻から帰宅せず行方不明になったと言うのだ。

さぁ、日付は日曜日に巻き戻される。ようやっとフロスト警部が登場してくるのは、
何と六十六ページを費やしてから。現れてみるとこれが強烈そのもの!よい年をした中年警部が

仲間の警官に真剣に浣腸の悪戯をするのだから。それだけでない。会議には当然の如く遅刻する、
呼び出された署長の眼前で平気でタバコを吸う、署長が嫌っている呼び名で署長を呼んで平然としている。

と、フロスト警部のお下劣な振る舞いは枚挙にいとまがない。だが執拗な捜査ぶりと、
独創的な彼ならではの驚くべき推理方法からは目が離せなかった。凄腕警部フロストは奥さんを亡くしてから、
いつまでたっても一日の仕事を切り上げないことでも有名。最初に来て最後に帰る。

家に帰る理由がないんだろう。愛すべきダーティー・ヒーローとしてフロストに親しみが沸いて
物語に深く感情移入出来た。話を戻すが。フロスト警部と組まされたロンドン出身で

警察長の甥っ子でもあるボンボン刑事クライヴの振り回されっぷりが面白い。
何せ着任早々真夜中までこき使われ、翌朝は早朝から叩き起こされるんだから!

クライヴは腐りながらもフロストに喰らい付いていくのが可笑しい。中々の名コンビだと思う。
それにしても、この小説は人物設定が魅力的だ。登場してくる容疑者だけでなく、

浮浪者や霊媒までも舞台に上がって来るし、その誰もが胡散臭く、犯人なんじゃねえの?
と思わせられるから、いやはや筆者の筆の冴えには驚きっ放しだった。最後の最期まで、

ずっとハラハラドキドキが楽しめる痛快な警察小説なので、クリスマス時を外しても読み応え満点。
自信を持ってオススメ致します!!

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『今年のベスト5』この本を読んで欲しい☆

第一位 ひきこもり探偵シリーズ

    『青空の卵』『仔羊の巣』『動物園の鳥』 坂木司 (思い入れが強すぎて書評が書けなかった)

第二位 『リンさんの小さな子』 フィリップ・クローデル

    http://heartgraffiti.blog61.fc2.com/blog-entry-754.html

第三位 『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹

    http://heartgraffiti.blog61.fc2.com/blog-entry-738.html

第四位 『金曜のバカ』 越谷オサム

    http://heartgraffiti.blog61.fc2.com/blog-entry-743.html

第五位 『人質の朗読会』 小川洋子

    http://heartgraffiti.blog61.fc2.com/blog-entry-750.html


今年は言葉にならないくらいの感動作と次々と逢えたので本当に実り多い読書生活となりました。
関心を持ってもらった方、是非、手にとってお読み下さると嬉しいです。


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【リンさんの小さな子】 フィリップ・クローデル

リンさんの小さな子リンさんの小さな子
(2005/09)
フィリップ クローデル

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何と美しい物語りであることか! 本当に読めて良かった。
人間の尊厳についてを深く考えさせられる小説だった。 あらすじについては多くを語りたくない。

それほどに美しく、奇跡的な文章で綴られた、この、170頁に満たない小説を、
是非あなたにも体感して欲しいと思うからだ。 一言だけ語らせて貰うなら、人間にとって、

言葉や声の持つ力の、何と素晴らしい物であることか!! と、いう事である。

タオ・ライ! ボン・ジュール!

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【第2図書係補佐】 又吉直樹

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)
(2011/11/23)
又吉 直樹

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飛び切り面白かった!芸人きっての読書家で、今までに読んだ本は約4000冊という
ピース又吉直樹さんが記した書評でも、感想文でもない、読書体験文的な感覚で読める本。

序文からして又吉さん有り得ない程謙虚です。あまりに素敵な姿勢表明なので、少し長いけど、
抜き書きしますね。『僕の役割は本の解説や批評ではありません。僕にそんな能力はありません。

心血注いで書かれた作家様や、その作品に対して命を懸け心中覚悟で批評する書評家の皆様にも
失礼だと思います。だから、僕は自分の生活の傍らに常に本という存在があることを書こうと思いました。

本を読んだから思い出せたこと。本を読んだから思い付いたこと。本を読んだから救われたこと。
もう何年も本に助けられてばかりの僕ですが、本書で紹介させていただいた本に皆様が興味を持って

いただけたら幸いです。』文学に体当たりして、体内を通過し残った日常感覚を、
又吉さんは一見淡々としながら実は自分の魂の何処に響いたかを書き続けます。

本から派生した思い出は例えば、思春期にネタ帳とは別に、絶対に誰にも見せられない、
やり場のない暗い感情を書きなぐるノートを付けていた事。なかなか日の目を見る機会に恵まれなかった、

そのノートに書かれた言葉達。それでも、書く行為は続けていた。そんな時に尾崎放哉の自由律俳句に
出会った又吉さんの感動っぷりが濃密だ。『あった、あったと思った。あいつらの居場所あったぞと思った。』

この一冊の本との出会いに人生を揺さぶられ救われた体験、読書への感謝の念の深さに読み手であるこちらも、
気付けば大いに震えているのでした。又、他にも。

又吉さんは敬愛する太宰治から受ける小説の楽しみ方の一つとして、
『僕が文学に求める重要な要素の一つが、普段から漠然と感じてはいるが複雑過ぎて言葉に出来なかったり、

細か過ぎて把握しきれなかったり、スケールが大き過ぎて捉えきれないような感覚が的確な言葉に変えて
抽出されることである。そのような発見の文章を読むと、

感情の媒体として進化してきた言葉が本来の役割を存分に発揮できていることに感動する。
多くの人が、自分との共通点を太宰文学に見出だすのも太宰がその感覚に長けているからだろう。』

まさしく慧眼だと思いました。太宰が好きだからこそ、太宰と自分との正確な距離を体感した
読みっぷりができるのだろうな、と。まだまだ、この他にも様々なエピソードが掲載されていて、

文章一編読むごとに、読みたい小説が増えていく、そんな魅惑のエッセー集です。
是非ともあなたに読んで頂きたいなぁ!!


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プロフィール

花房雨

Author:花房雨
藤長聖子です。

皆様、お友達になって下さいね。お声かけてくれたら嬉しいです。
初めてこのブログを読まれる方は、こちらから読まれてくださいね。

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【藤長聖子のプロフィール】

≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

≪好きな人たち↓≫

作家:よしもとばなな・吉本隆明・田口ランディ・西原理恵子・角田光代・山崎ナオコーラ 音楽:THE BLUE HEARTS・大貫妙子・松任谷由実・池田綾子・S.E.N.S 画家:デナリ・ダリ・シャガール・バスキア 映画:アマデウス・サイダーハウス・ルール・ハリーとトント・めがね・ビリー・ワイルダー 落語:立川談春

福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

◎このブログ・私たちは著作権を放棄しておりません◎

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