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【新装版 光に向かって100の花束】 高森顕徹

新装版 光に向かって100の花束新装版 光に向かって100の花束
(2010/11/02)
高森 顕徹

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本が好き!さんから献本いただきました。ありがとうございます!!!
帯に『心をいやし、元気がわくヒント集』とある様に、100個の人生へのヒントが1つ辺り、

およそ3分で読めるので、気構えることなく、本の中に集中する事が出来ました。
登場する人も多種多様で、宗教者、哲学者、医者、商人、軍人などから、

私たち一般市民の言動に至るまでが載っていたので、『次はどんな人物の言葉が読めるだろう!?』と
頁を捲るのが楽しみだったです。更に、面白く感じたのが漢字の成り立ちや意味の解説や、

教訓が込められた川柳。これには心の汚れや凝りを洗い流してもらった気がします。
では、特に印象に残った言葉やエピソードを紹介したいと思います。

『儲け』は「信用のある者へ」と書いてある。たとえ自分に不利益なことでも、誓ったことは、
必ずはたすのが信用の基である。はたせぬ約束は、はじめからしないこと。

相手に迷惑をかけるだけでなく、己をも傷つける。 この考え方は目から鱗が落ちる思いでした。
人を出し抜き利益を得るのではなく、あくまでも他人を活かす約束を果たすことが、

自分の儲けとして還元される。奥が深いなとしみじみ感じました。次に良いなと思ったのが
『かんしゃくの、くの字を捨てて、ただ感謝』ならぬ堪忍、するが堪忍。

『大切なのは心であり、心の持ちようである。短気と言うのは、どうかしたおりに、
自分自身が出すものだから、自分が出さなければ、どうして短気が出るものか。』

確かに思い当たる節があり反省しました。腹を立てるのは確かに自分の中で怒りを爆発させているだけに
過ぎないな、と。最後に特に印象的だったエピソードを書こうと思います。

『アレキサンダー大王がいたとき、ディオゲネスという哲学者がいた。彼は樽を我が家として、
あるときは街に現れ、あるときは里に出て、多くの人を善導した放浪哲学者であった。

大王は彼のことを聞いて感心し、ほうびを与えようと思って、彼を訪ねていった。
「国の人々を善導してくれて、まことにありがたい。必ずかなえてとらすから、なんでも欲する物を申してみよ」

ちょうど、いい気もちで日なたぼっこをしていたディオゲネスは、
「さしずめ、わしの欲することを言えば、おぬしがわしの前からのいてくれることじゃ。

おぬしのような大きなズウタイで、太陽の光線をさえぎられては、かなわんよ」と、
きっぱり答えている。四海にとどろくアレキサンダーの権威も、この男にかかっては、

ゴミやホコリほどの値うちもない。』「金も名誉も地位も命もいらないやつほど、
始末におえぬ者はない。しかし、そんな者でなければ本当の仕事はできぬ」といったのは西郷隆盛であった。

目先の権威や名声に尻尾を振るのではなく、目の前にいる人の中身こそが肝心なんだなぁ、
と正しい人間の見分け方を教わった気がします。この本の100個の教えの中から、

あなたはどんな光を見出だすでしょうか!?

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【下北沢】 藤谷治

下北沢下北沢
(2006/06/30)
藤谷 治

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愛すべき物語!出てくる人たちが、みんな明るく、前向きで、互いに少しずつの切なさを抱えていて。
これを読んで、行った事のない『シモキタ』の街を想像し大好きになった!!なんだか街が

『生き延びようとする』タフなリアリティーに満ちているのって、素晴らしいと思う。
作者の藤谷さんは芯から下北沢の事を愛しているんだろうな。

夢みる街が併せ持つみっともなさも隠すことなく正直に告白している所に好感が持てる。
主人公・勇の言葉を引用したい。『下北沢では、誰も夕焼けに心を向けない。

向ければ憂鬱になってしまうからだ。下北沢では、何も社会に有益なことが起こらない。
だから人々は夕焼けに目をやってしまうと、今日も無益なまま終わってしまうと、

やりきれないような気持ちになるのだ。無益を享楽するためにここにいるにもかかわらず。』
さて、いよいよ、あらすじの紹介に移ろうと思う。主人公の勇は脱サラして、

何でもあり的なレンタルボックスの店をしている。この店には、あらゆる人種が集う下北沢の中でも、
よりコアな人たちが吸い寄せられるらしい。散歩途中とおぼしき老人がフラりと立ち寄ったかと思えば、

空き地の壁に絵を書いているという女の子が昼飯の弁当を使うのに店先を利用したり、
果ては正体不明の『ホットパンツ親爺』が現れたりして。だけど。

常連客で映画制作会社での字幕書きの仕事をしている美人の桃子さんに勇は恋している。
この恋の道行き、と言うか、勇念願のデートが行われた一日の下北沢の街の様子が、正午から深夜零時過ぎ迄、

時系列を前後させながらも丹念に描かれていくのが面白い。まずは何と言っても特筆すべきなのが、
ストリート詩人を名乗って店に現れた土蔵真蔵。こう書けば夢野久作氏の文学作品【ドグラマグラ】と

読むのだろうと思われる方もいらっしゃるだろう、が、左にあらず。どぞう・しんぞうと読むのである。
彼は『俺こそが、日本に朗読ではないポエトリー・リーディングを輸入し広めた張本人だ。』見栄を張り、

勇も気圧されたのか、共感したのか知らないが、財布の中からなけなしの五千円で詩集を買い取ってしまう。
ここから、土蔵真蔵は転落の上に墜落を重ね、下北沢ホームレス、通称ポエムと呼ばれる街の厄介者と

成り果ててしまう。それでも妙に勇になついては店先に出没し、
詩を読み聞かせようとする土蔵真蔵の姿は、ある種の特殊才能にすがるより他なかった男の

滑稽で哀切な生きざまだと思わずにはいられなかった。勇の恋路に被さる様に、
下北沢の街や人が逞しい時間を過ごしているのを感じさせてくれ、

最後には、元気を貰える本です。オススメ致します!

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【天球儀とイングランドの魔法使い】 マリー・ルツコスキ

天球儀とイングランドの魔法使い (創元推理文庫)天球儀とイングランドの魔法使い (創元推理文庫)
(2011/02/12)
マリー・ルツコスキ

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本が好き!さんから献本いただきました。ありがとうございます!!!

その本と自分との間の相性を図る時、まず大切なのは冒頭の一文が自分に迫って来るかどうかだ。
その点に於いて、この小説は最適だと言わざるを得ないだろう。何しろ、全ての始まりの出だしが

『朝からなんだかいやーな日というのがある。だれにでもある。』ってんだから!
果してこれから主人公の身の上にどれほどの波瀾万丈な物語が待っているのだろう!?と

問い質したくなるのも至極当然ではないか!!主人公は十三歳の女の子ペトラ・クロノス。
ボヘミアに住み暮らしてる。が、ある日突然、襲って来た、正体不明の怪物の手により、

生死の境をさ迷うことになる。しかし、次にペトラが目覚めた時に居た場所は遥かな異国である、
イングランドにある館の中だった。その館の主の名はジョン・ディー。

敵か味方か、の疑念を上手くかわす怪しげな男だ。ディーの館でペトラを待ち受けていたのは、
幽閉されての剣術、魔法の修行の日々だった。面白いと思ったのは、壮大なスケールの、

シリーズ第二部なので、主人公ペトラが未だに自分の能力を把握しておらず、
各章が進む度に、彼女の中に秘められていた才能が、次々に開花していく様子をつぶさに観察出来た事だ。

そして、早速目覚めた彼女の才能は、大英帝国宮廷に巻き起きる、様々な陰謀の原因追求へと結び付いていく。
謎から謎へ筋書きは進むので、読み続けるのにハラハラドキドキ、常に手に汗握る状況だった。

このファンタジーに、更に奥深い要素を与えているのが、ある空間から、
ある空間へと一瞬で飛んで行けるリフトの存在だ。世界中のリフトを司る、二つで一対のグローブ、

地球儀と天球儀の行方を巡る攻防も物語りの重要な鍵となる。
行方不明のペトラを探しに旅に出たトミックと、ロマの少年で海賊でもある、

魔法の指の持ち主インドラニールとが、リフトの悪戯か偶然に互いを知らぬまま、ライバルになったりして。
最終的に、謎はどの様に解けるのか?大英帝国内に渦巻く陰謀の糸をペトラがどのように

断ち切るのかが見物だと思う。冒険活劇と、ミステリを、二つ一挙に楽しめるオススメの本です!


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【きみの友だち】 重松清

きみの友だち (新潮文庫)きみの友だち (新潮文庫)
(2008/06/30)
重松 清

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大号泣しました!本を読んで、こんなにもボロボロと泣き声を上げて泣いたのは一体何時いらいだったかなぁ?
その位、小説世界が胸に響いて来ました。構成は、ある事故で歩けない足になってしまった恵美ちゃんと、

腎臓病のせいで学校を休みがちな為なのか、何をさせてもグズな由香ちゃんの2人が『みんな』の輪を離れ
2人ぼっちの友だちとして小学校、中学校と成長していく中で、

時々2人と接触する『友だち』の姿も記した部分と、恵美ちゃんの弟で、勉強に、
スポーツに大活躍の文彦ことブンと、ブンに匹敵する、スター、モトの2人が友情を育む中で、

彼らの周りの人たちから、様々なタイプの男子にスポットライトが当てられる部分とに
時系列を前後させながら進んで行きます。僕が特に良いなと思ったのが、

ブンのパートに出てくる大学生になっている、恵美姉さんの、
弟くん世代への直球過ぎる位に直球なアドバイスの仕方。冷めて、

ぶっきらぼうに見せつつも芯は温かい所に、奥深さを感じて、毎回ふむふむと頷かされました。
それ以外の部分も、勿論抜群な内容で、それぞれに『きみ』と呼ばれた主人公たちには、

『あぁ、こういう同級生いたなぁ』と。八方美人が仇になり、フラフラしてる内に
『みんな』から弾かれてしまった堀田ちゃんと恵美ちゃん、由香ちゃんとの、一瞬限りの交流。

中学生になり、みんなのスターになったブンちゃん。『今もまだ親友だよな、俺』と悩む三好くんに
恵美姉さんが教え諭す『ぐりこのグーでしか勝てない。人の半分しか勝てない子も居るんだよ』的な

アドバイス、的確さに舌を巻きました。親友だと信じてた子からの度重なる無神経な仕打ちに、
神経性視力障害になってしまったハナちゃん。恵美ちゃんはハナちゃんにこう言います。

『わたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思うけど』恵美ちゃんの、
この覚悟は何処から湧き出て来るんだろうと感心すると同時に、少し不憫にも思ったのが、

正直な所でした。補欠中の補欠のサッカー部員。良い所無しの佐藤先輩が、
ブンや恵美姉さんとの関係から見つけた等身大の自分自身、この作品からは冴えなかった

中学生の自分が見えた様でした。前の中学で受けたイジメの傷を抱えて転校してきた西村さん。
彼女が千羽鶴に込めた思いと、またも顔を覗かせる【みんな】の残忍さ。

そんな中で、【みんな】から独立している恵美の姿は、西村さんにどの様に写ったでしょう?
その様な流れで作品は終盤を迎える訳ですが、ここに大いなる泣かせ所があります。

ただ、読んで感じたのは、単なるお涙頂戴には、決してなってはいないという事。
それは多分、恵美と由香の刻んできた月日が、並々ならぬ覚悟で過ごして来たからに違いありません。

なので、この場面、最終的には清々しい涙を流せたと思っています。
そして、明かされる生徒たちを『きみ』と呼んでいた人物の正体には、

驚きと共に、祝福の拍手を贈りたいと思います。素晴らしい物語に乾杯!

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プロフィール

花房雨

Author:花房雨
藤長聖子です。

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【藤長聖子のプロフィール】

≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

≪好きな人たち↓≫

作家:よしもとばなな・吉本隆明・田口ランディ・西原理恵子・角田光代・山崎ナオコーラ 音楽:THE BLUE HEARTS・大貫妙子・松任谷由実・池田綾子・S.E.N.S 画家:デナリ・ダリ・シャガール・バスキア 映画:アマデウス・サイダーハウス・ルール・ハリーとトント・めがね・ビリー・ワイルダー 落語:立川談春

福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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