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【りかさん】 梨木香歩

りかさんりかさん
(1999/12)
梨木 香歩

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また新しく、未知なる世界の奥深さを教えてくれる本に出会えた!
そんな歓びの気持ちで、一息に読み通しました。

おばあちゃんから『今度のお雛祭りに、欲しいものはあるかい。』と言われたので、
『リカちゃん人形』をねだったようこ。でも、届けられたのは…。

真っ黒の髪の市松人形、『りかさん』。同じ人形でも、カタカナと、ひらがなじゃ大違いです。
当然、ようこは落ち込みます。けれど、『りかさん』には、

大切に大切に扱われたお人形さんじゃないと持てない、
『祈る力』が備わっていたのです!おかげで、すっかり打ち解けあったようこと、

『りかさん』は、名コンビになり、人形たちにとってのハレの舞台であるはずの時期に起きる、
様々な人形模様を知っていきます。ここら辺の描き方が実に素晴らしく、

お雛様や人形文化のしきたりがわかって面白かったです。
おばあちゃんの存在感や、『人形のほんとうの使命は生きている人間の強すぎる気持ちを

とんとん整理してあげることにある。木々の葉っぱが夜の空気を露にかえすようにね。』という
含蓄のある言葉にも教えられました。人間が犯してしまう愚かしい行い、

そこから生じる因果についても読書中、
自分なりに自問自答出来たのも貴重な時間になったって思います。

僅か二百ページ余りの分量の中に大切な物が沢山散りばめられた物語です、
是非手に取ってみて下さいね!!

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テーマ : オススメ本
ジャンル : 小説・文学

【つめたいよるに】 江國香織

つめたいよるに (新潮文庫)つめたいよるに (新潮文庫)
(1996/05)
江國 香織

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江國さんは、いつもなにもなかったような振りして凄いことを言う。
しんとしたなかにも心が優しいと分かる文体で、

さらさらと透明に透明に透明すぎる水をざわっと、浴びている様な気分だ。
綺麗な人だな、そう思う。何気ない日常に、すぱっと生と死を書いているのに、

超越してるとかそんな風には感じさせない。
そういうことを、もうすでに受け入れている感じがするのだ。

そして、物語の最後にいつも一気にアクセルを踏んで物語を動かし飛ばしてくれるのだ。
その読了後、ふわふわと空中を飛ぶような良い気分になる、大好きだ。

優しさの根源を見ているようで、誰かに優しくしたいと思わせる力もある。
そんな小説はあまり見当たらない、と思う。

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【日本語ぽこりぽこり】 アーサー・ビナード

日本語ぽこりぽこり日本語ぽこりぽこり
(2005/02/28)
アーサー・ビナード

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詩人アーサー・ビナードさんは、言語とコミュニケーションの達人である。
20才の頃、ミラノに渡りイタリア語を習得。更に22才、インドのマドラスでタミル語の勉強に没頭。

日本語とは、卒論の際に出会い、魅惑され、1990年、23才で来日。
日本語で詩作、翻訳を始める。2001年には詩集『釣り上げては』で中原中也賞を受賞。

今作品も、2005年講談社エッセー賞を受賞している。
この本、面白いのは勿論、読み進める内にアーサーさん(愛情を込めて、そう呼ばせて頂きたい。)

の持っている、独特な視点の、シニカルさ、コミカルさの匙加減が絶妙なのに
強く惹かれる様になりました。特に芭蕉の句、『閑かさや岩にしみいる蝉の声』の閑さを、

『how silent!』と、かなり強引に英訳したJRのポスターに、1人批評を挑み、
挙げ句に張り合って(頼まれてもいないのに)自分も英訳をしてのける…。お茶目な人だなぁ…。

そのお茶目さは、他にも、習字教室仲間の小学生から『ちくる』とか、
『二度書き』といった言葉を教えてもらうのに発揮されたり、浅草に存在する、

身体の《珍しい》部位に装着する、かつらの会社へ取材に行くアポを取り付けるのに成功したり!
日々の暮らしを英語と日本語、両方で見て聞いて、考えて行動するアーサーさん。

根底に人種や文化を超えた人間への愛を持った人です。
詩作や、絵本の翻訳など、これからの活動の展望も語られているので、

この一冊を読み終わる頃には、きっと、あなたも、アーサーさんに注目したくなると思いますよ!!

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【真鶴】 川上弘美

真鶴真鶴
(2006/10)
川上 弘美

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真鶴。この世とあの世。そして、実在と不在について、深く考えさせられる小説でした。
主人公、柳下京(やなぎもとけい)は十二年前、突然、夫である礼に蒸発された過去を持つ女性。

現在は、自分の母と、娘百(もも)との女三人暮らし。仕事の縁で知り合った恋人青茲は、
妻も子もいる編集者。今や付き合いは、夫と過ごした時間よりも長いほど。

更に、誰にも口外してないけれど京は、自分に、ついて(憑いて?)くるものを
自然に感じ取る体質らしい。そんな京がある日、東京駅で人とあった後、

何故だか中央線ではなく、東海道線に足が向いて仕舞い、降りた駅が、真鶴だった、という訳だ。
この真鶴でも女が京についてくる。どんな訳だか、ついてくるものを感知する時、

京自身の内面で記憶が揺り戻されたり、現実の外の世界が『にじんだり』するのが印象的だった。
それにしても、著者である川上さんの文章の冴えには、毎回圧倒される。

今回も反抗期の百に手を焼きながらも、娘が成長し、自分の手を離れてしまう事へのジレンマが、
実に巧みに浮き彫りにされていて、唸らされた。

内面を描く時の圧倒的なリアリティーがあるからこそ、スーッと、
異形の物がついてくる世界に移行されても、違和感なく安心して読めるのだと思う。

真鶴に果たして何が存在したのか、は実際に、皆さんに読んでもらうとして、生きるとは何か、
存在する物と、嘗てそこに存在した物を、繋ぐのが出来るのは、果たして誰の役割なのか、など。

良い意味で、自分なりに、人間の生について考えさせられました。
京の恋人の『あなたといると安眠するような感じ、眠くなる』という言葉も、

この強すぎないけれど、しっかりした質感を象徴するようで好印象を持ちました。
読書の時間をゆっくり、じっくり楽しんで下さいませ!!

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読了本、お譲りします!

私たちが運営しているSNS「本カフェ」の中でとっても良いコミュがあります。
その名も「読了本、お譲りします!」です。liquidfishさんが発案して下さいました☆

『オンラインの交流を通じて本があちこち飛び回るようになったら楽しいなーと、そんなのが夢です』
と、語る彼女に胸を打たれて、それでは私も一緒にその夢を追いかけたい!

そんな気持ちになりました。それで、私もささやかながら、お手伝いさせてもらってます。

ここでは、「本カフェ」で貰い手がつかなかった本を期限なしに掲載します!
「本カフェ」では期限があります。宜しければ、「本カフェ」の方の読了本もみてみませんか??



メンバーさん、随時入会、歓迎致します<(_ _)>
本をお譲りする方ですが、コメント交流のある方、面識のある方に限らせてもらいます。

どうぞ、よろしくお願い致します!!!それでは、こちらがそのラインナップになります☆★
ラインナップは随時更新中です。

。、:。.:・'゜★。.:・'゜+。、:。.:・'゜☆。、:。.:・'゜★。.:・'゜+。、:。.:・'゜☆。、:。.:・'゜★。.:・'゜+。、:。.:・'゜☆

■ぼくんち1/西原理恵子
中古です。単行本。
漫画・カバーに汚れが目立ちますが、中は綺麗です。

■情熱チャンジャリータ/ゲッツ板谷
中古です。エッセイです。単行本。
カバー、中も少し汚れがあります。くたびれてます。

Cocco/音速パンチ (シングルCD)
3曲入ってます。レンタルビデオコーナーの中古品です、袋に入ってます。

■もう消費すら快楽じゃない彼女へ/田口ランディ
初期作品・エッセイです。少し表紙がぼろいかもです。

■ビートたけしの黙示録/ビートたけし
たけしさんの暴露本です!

。、:。.:・'゜★。.:・'゜+。、:。.:・'゜☆。、:。.:・'゜★。.:・'゜+。、:。.:・'゜☆。、:。.:・'゜★。.:・'゜+。、:。.

ご希望の方は、備え付けのメールフォームからメール下さい。待ってます!!!

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【釣り上げては】 アーサービナード

釣り上げては釣り上げては
(2000/07)
アーサー ビナード

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アメリカ人学生、アーサー・ビナード青年が卒業製作時に出会った感じの世界に魅せられ、
1990年に来日。それからの日々を日本語での詩作にあてて、生活。

遂には2001年、中原中也賞を受賞するに至る。この詩集には、
詩人が日常の、ありとあらゆる場面で、日本語を獲得する様と、一つ、又、一つ、

体得した日本語を、詩へと昇華させる日々が、克明に記されている。
子どもの頃、釣り上げては、放流していたブラックバスにブルーギルが、日本でも放流された結果、

古来からの生き物を激減させてしまっている事実に、
新参もの(よそ者)としての自分を重ねている【放流】。

この詩など、特に、異邦人であるからこそ、書き得た日本語だと思う。
ユーモラスな詩の中に漂う著者の孤独が読み手にもヒリヒリ伝わって来る。

他にも、来日直後、近所中の人たちとしらみ潰しに話をして、
日々の言葉の糧をなんとか得ていた頃、詩人のアパート迄、勧誘にやって来たのが、

キリスト教系の新興宗教。断りたかったのだが、彼らの言う『無神論』という単語の意味が知りたくて、
ついつい説教に耳を貸してしまったというエピソードが印象的な【許したまえ】等など。

文字通り、詩人の体得した日本語で書かれた詩。
あぁ、こんな風に新鮮で分かりやすく伝わる詩もあるんだなぁ!!。

普段、詩を読まない人にこそ、オススメしたいです!

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【スカイ・クロラ】 森博嗣

スカイ・クロラスカイ・クロラ
(2001/06)
森 博嗣

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やられた、凄い!文体が好き、セリフが好き、世界観が好き。
そして、フライトしている時のドキドキ感が好き。

謎は謎のままあったけれど、それはもういっそのこと、無視して、
この世界観を楽しんで欲しい!と思います。表紙の言葉で、もうノックアウト。

『僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、
誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう』どんな話かは、見てからのお楽しみ♪

全然、レビューになっていないけど、童心に戻って読める本はそうあるもんじゃない。
超オススメの一冊です!謎は多いけど。。。

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【時の雨】 高橋順子

時の雨時の雨
(1996/11)
高橋 順子

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日々の暮らし全てを、包み隠さず、赤裸々に、掘り下げていく詩人の姿。
詩人高橋さんと小説家車谷長吉さん。2人の結婚は私小説とも違う、私詩集の凄味が。

『時の雨』には、読み進める内、時々、夫婦2人の間に独特で濃密な、生活観や緊張が、
顔を覗かせる瞬間がある。例えば結婚したばかりの頃を書いた、『あなたなんかと』という詩。

長い間、ずっと、あなたなんかと、と言われ続けて来た
『「偏屈」と「物好き」が組み合わさったのだから、呆れられこそすれ羨まれることはない』

一先ず笑わせて、『まさかと思っていた人たちの心づもりを裏切ることをした』と皮肉り、
最後には『悪いことだと思うからです。いい気になってと思うからです。』こう結ぶ高橋さん。

自分の内部を、しっかり外の世界に結わえているような感じは、この先詩人夫婦の身に一体何が?
と気になりました。やがて、強迫神経症に襲われた車谷さんの狂気と暮らす日々が、

詩として紡ぎ出されます。『虎の家』と題された詩、
2人とも物書きだなんて家の中に虎二匹いるようなもの、そう言われたよと、笑う男の言葉を、

男が虎になり居なくなってしまった家で思い出す女。この辺りから、ラスト迄は、
自分たちのことを書いているのに、男女が互いに持つ狂気、であったり、

人間、誰もが抱いているであろう、孤独や闇に向けて、光ある景色を放射したり。
現実を消化し、昇華させる事が出来た人の言葉は重みがあります。

後書きにあった、『なりふりかまわず、書かずにはいられなかった。』という正直過ぎる告白。
だからこそ、こちらの胸に響くのだろうなあ。傑作詩集です!

特に、本のタイトルとなった詩がオススメです!!

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風雅的読書コラム【漱石先生と内田百鬼圓青年】・後篇

私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)
(1993/08)
内田 百けん

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言われた百鬼圓くん、『尊敬する先生が私などに居留守を使ったり、
その場を胡麻化したりする様な事は有る筈がない』

頑なに信じてしまったのですね!!なので、あくまで気儘に、用件があれば木曜日以外にも
出向いて行く。まったく困った、弟子なのです。女中さんも大変だったでしょうね・・・。

幾ら『今はいけないと』云っても、『留守だと』云っても、この奇妙なお弟子さんは何処吹く風。
挙句に『こちらで気を悪くした様な事はなかった』なぞと思ってるのが

態度から伝わって来たでしょうし。かと言って『伺って参ります』と奥へ伝えないといけないのは、
いけないわけだし・・・・・。女中さん『漱石先生、内田さんが又!』。

先生『何、また来たのか奴は』的会話も、きっとあったでしょうし・・・。
(想像すると、かなり可笑しい図が浮かんできます)

親子ほども、歳の離れた師匠と弟子。お互いにユーモア精神と、気難しさを持ち合わせている
師弟の不思議な関係。ラストの逸話。面会日が木曜日って情報だけを頼りに、田舎から

出てきた青年。夏目漱石先生に会いたい、その一念のみで・・・。

だが、漱石先生に最早、見ず知らずの若者を紹介状もない白紙の状態で、
招き入れ面会する余力はなかったのでしょう・・・・・・。

(実際、内田百鬼圓が弟子で居られたのは僅か五年です)

むげに門前払いを喰らわせます。それを見た百鬼圓先生の師への愛情溢れる皮肉、
自分も田舎から漱石先生を目指したからこその。

『みんなが黙ってゐる中で、私は漱石先生を憎らしいおやぢだと思った』の描写に
笑い泣きしそうになりました。師を慕う気持ちに。

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風雅的読書コラム【漱石先生と内田百鬼圓青年】・前篇

私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)
(1993/08)
内田 百けん

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現在でも(最近まではお札でしたし)『日本で文豪と言えば?』そう聞いて、
真っ先に名前の上がる作家の一人である夏目漱石先生。

漱石先生は、また日本人で初めて、小説家としての収入だけで、生計を立てることに成功した、
プロ作家第一号でもあるのです。当時の売れ行きと人気の高さが伺えますね。

未だに、『坊っちゃん』や『吾輩は猫である』、『こころ』等の作品売れ続けている訳ですし。
そんな人気作家で、年々多忙を極める、漱石先生の所へ若き日の百鬼圓先生が

度々通った様子が書かれている『紹介状』。内田百鬼圓と言う御仁は、
還暦を前に出版した『百鬼圓随筆』が、ようやく大ヒット、専業作家になったのは

老人になってからなので、どうしても黒澤監督の遺作『まあだだよ』のイメージもプラスされ、
生まれた時から頑固な爺さんの風貌をしてたんじゃないかと

思わせますが、そうでは、なかったんですね。当たり前ですが・・・。
調べてみると、郷里岡山に居た時代から、漱石先生に憧れていた

内田青年が、尊敬する先生に知り合えたのが、22歳の年。
夏目先生は、前年、持病の【胃潰瘍】の療養中、伊豆の修善寺で

大量吐血、【修善寺の大患】なる事件を起こし、翌年も自宅療養していた為、
見舞いに訪れた青年を断らずに、迎え入れたのでしょうね。

この時、漱石先生は明治の人間の平均寿命であった44歳。

もはや、老人の域に達していた訳ですから、見ず知らずの者に時間を割く余裕が無くなり
掛けていても、仕方ないことです。ないことですが、しかし。友人と漱石山房に出かけて行き、

幸ひに通されて、先生から『これからは(面会日の)木曜日に来てくれ』

→後篇に続きます!!!

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プロフィール

花房雨

Author:花房雨
藤長聖子です。

皆様、お友達になって下さいね。お声かけてくれたら嬉しいです。
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【藤長聖子のプロフィール】

≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

≪好きな人たち↓≫

作家:よしもとばなな・吉本隆明・田口ランディ・西原理恵子・角田光代・山崎ナオコーラ 音楽:THE BLUE HEARTS・大貫妙子・松任谷由実・池田綾子・S.E.N.S 画家:デナリ・ダリ・シャガール・バスキア 映画:アマデウス・サイダーハウス・ルール・ハリーとトント・めがね・ビリー・ワイルダー 落語:立川談春

福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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