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【ネコババのいる町で】 滝沢美恵子

ネコババのいる町で (文春文庫)ネコババのいる町で (文春文庫)
(1993/03)
滝沢 美恵子

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タイトルに惹かれ手にした一冊。サラッと読めた後しばらくしてから、
じわじわと「あぁ、良い小説読んだなぁ」と余韻が拡がっていく不思議な空気が漂っている作品。

調べたら、それもそのはず!!芥川賞受賞の小説との事でした。
主人公の恵里子は、わずか三才にして、一人切り飛行機に乗せられロスから日本までやって来る。奔放な母親がアメリカ人との夫の間に新たな子供を授かった為、
扱いにくい性格の娘を日本にいる自分の母親と姉に押し付けたのだ。

日本語が余り理解出来ない恵里子にも、どうやら祖母と叔母が、
自分の母親の悪口を言っているのだという事は察知出来る…。
遂にはプレッシャーから失語症になってしまった恵里子。

そんな恵里子の家庭が持つ緊張感と対比するような形で出てくるのが隣の家に住むネコババ。
近隣から猫好きの変なオバサンとして仇名で呼ばれている彼女。

ふらっと遊びに寄ったネコババの家で猫と同様、特に改まって扱われるわけでない、
全然構われないわけでもない接し方をされ、入り浸るようになる内、
実に呆気ないタイミングで恵里子の失語症は治ってしまう。この辺り凄い共感を覚えた。

子どもの頃って、隠れ家を探すもんだと思うのだけれど、
存分に気ままな時間を過ごさせてくれるネコババの家の心地良さこそが、
恵里子の場所だったのだろう。日常の中キラリと光る、救われる一瞬が描かれて居ます。

オススメです!!

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≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

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作家:よしもとばなな・吉本隆明・田口ランディ・西原理恵子・角田光代・山崎ナオコーラ 音楽:THE BLUE HEARTS・大貫妙子・松任谷由実・池田綾子・S.E.N.S 画家:デナリ・ダリ・シャガール・バスキア 映画:アマデウス・サイダーハウス・ルール・ハリーとトント・めがね・ビリー・ワイルダー 落語:立川談春

福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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