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【神の子どもたちはみな踊る】 村上春樹

神の子どもたちはみな踊る神の子どもたちはみな踊る
(2000/02)
村上 春樹

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この短編集には、祈りが、同じ時代を生きている全ての人に向けての、
祈りが、込められているように思う。人は誰しも生きる上で、社会の営みから影響を受ける。

1人1人が日々を暮らす呼吸が社会や時代の姿を形作っている、と言っても過言ではないだろう。

この作品が発表当初『地震の後で』と言うタイトルだった事、
震災から15年近く経った今も、意義深い物に感じられる。

自分と世界の間を取り巻いている空気の質がガラリと変わるような出来事に直面した時。

他人事ではなく、自分の内外に何が起きているのか、
実感を伴った想像力働かせ、知ろう、書こうとする姿勢。村上春樹の飽くなき神話への挑戦。

今作では言語が精神の孤独や暗闇を照らすだけでなく、希望の光として、
救済の可能性も浮かび上がらせるのに成功している所が大好きだ。

母親から、『あなたは神様の子ども』と言われ続けていた青年が実の父親を探す表題作。
見返りを求めて祈っていた時には気付かなかったであろう神の姿。最終行の呟きが良い。

書き下ろしで収録されている【蜂蜜パイ】。
親友との微妙な三角関係が変化した後、不意に自分の本音に気付いた作家。

夜明けの光の中、誰かが夢見て待ちわびていた物語を書こうとする。
『この話に出口をみつけなくてはならない。そこに救いがなくてはならない。』と宣言するラスト。

全編通じて、人と人との儚くも美しい結び付きが描かれています。オススメです!

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【走ることについて語るときに僕の語ること】 村上春樹

走ることについて語るときに僕の語ること走ることについて語るときに僕の語ること
(2007/10/12)
村上 春樹

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この本は作者村上さん曰く、エッセイではなくまた個人史と言うものでもなく
メモワール』と言うものだと考えているという。この本を読んで思ったことは

『あぁ、私は何年、身体を使って(通して)ものを感じたり考えたりしてこなかったのだろう』と、
途方に暮れたことでした。それだけ、村上さんは走ること身体を使って感じたことを
言葉では説明のつかないものを言葉に描いて来た偉大な作家なんだなぁと思いました。

私にはこの本は良質な哲学書の様に思えました。

この本には走ることについての成功例や楽しいことばかりが書いてあるのではなく、
村上さん命名の『ランナーズ・ブルー』(走ることが嫌になってしまったこと)も書いてあり
その苦しみや深い悲しみ出来事から出発することが書いてあるのでその、
優しさや偽善的でないところや公平なところがとても見ていて好きでした。

苦しいのはあなただけじゃないと問いかけられている気がして。
私も身体を通して感じることをもう一度見つめなおしたいそう思う本でした。オススメします。

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≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

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作家:よしもとばなな・吉本隆明・田口ランディ・西原理恵子・角田光代・山崎ナオコーラ 音楽:THE BLUE HEARTS・大貫妙子・松任谷由実・池田綾子・S.E.N.S 画家:デナリ・ダリ・シャガール・バスキア 映画:アマデウス・サイダーハウス・ルール・ハリーとトント・めがね・ビリー・ワイルダー 落語:立川談春

福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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