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【五郎治殿御始末】 浅田次郎

五郎治殿御始末 (中公文庫)五郎治殿御始末 (中公文庫)
(2006/01)
浅田 次郎

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長い間カレンダーを見る度に疑問に思っていた事がある。新暦と旧暦のズレだ。
例えば今年の5月5日は旧暦だと4月1日。1ヶ月以上違うのは何故なんだろう!?

明治時代になって旧暦から新暦に移行したそうだけど、1ヶ月余りも違うのに
日常に混乱はなかったのだろうか!?答えが知りたくてネット検索した所ヒットしたのが、
この本に納められている【西を向く侍】だった。

江戸幕府の天文方として暦の編纂に携わって来た成瀬勘十郎。
明治新政府が成立してからは失職し、自分の能力を活かせる時が訪れるのを待っている。

そんな不遇の日々を過ごしていた11月のある日。
借金の取り立てに来た小僧の口から勘十郎に驚きの事実が告げられる。

本年は12月2日を大晦日とし、12月3日からを新年とする、と。
激昂する勘十郎『何故、混乱が予想される暦の移行を1月足らずの準備期間しか設けずに、
ごり押しするのだ!!』と政府へ問い質しに行き天文の専門家ならでは、な目で真相を暴く。

明らかにされる政治家たちの民衆を無視した考え方。
なんと!新暦へ移行する事により役人の給料を2月も払わなくてよくなり、
国の財政赤字が大幅解消されると言うのだ。せ、セコいなぁ。大人の事情とは言え。

政府のあまりの酷さに遂には侍と訣別した勘十郎。
彼が最後に民衆の為だけを思って遺した言葉【西を向く侍】から消え逝く武士の魂の誇りを見た。

表題作も素晴らしく、オススメの本です。

◎過去書評にも気軽にコメント下さいませ。一冊の本について話が交わせる事を嬉しく思います◎

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【闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉】 浅田次郎

闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)闇の花道―天切り松 闇がたり〈第1巻〉 (集英社文庫)
(2002/06)
浅田 次郎

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石川五右衛門鼠小僧次郎吉等の大泥棒から、アニメのルパン三世に至るまで。
日本人は快盗・義賊好きだ。何故なら彼らが庶民の意地と知恵と心意気を持って、
お上が時々やらかす悪どい仕打ちに、それこそ命懸けで挑戦しスカッとするような
仕事をやってのけるから。この本に登場するのは、
そんな悪党なりの誇りを胸に掲げた義賊の最後の生き残りたち。

明治の大親分【仕立て屋銀次】の跡目と言われる【目細の安吉】親分を筆頭に、
ケチな仕事にゃ目もくれない。『盗られて困らぬ天下の御宝、一切合切頂戴しようじゃねぇか!』と、
粋で鯔背な兄貴に姐さん。帝都を駆けた快盗の話。

じっくり聞かせて、やろうじゃねぇか!と声音不思議な闇がたり。
チンピラヤクザや官どもに話し始める松蔵爺さん。平成の世にこそ闇の花道。
興味深く分かりやすい時代小説の決定盤!!。
一巻は明治の警察、新政府と目細一家の攻防もあり読み応え抜群です。

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≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

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福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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