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【立川談春独演会・たっぷり談春】に行って参りました

談春さん

破格のエッセイ【赤めだか】を読んで以来、ずっと生で聴いて見たかった立川談春さんの高座を、
ようやく体験する事が出来ました。泣けて、笑えて。笑えて、泣けて。最高でした。

落語聴いて初めて、目の前の噺家さんが消え、登場人物が現れ、
風景物音が聞こえ出すと言った体験をする事出来ました。

【紙入れ】で、亭主の居ぬ間に浮気を繰り返す女房の口八丁。一切浮気に気づかぬばかりか、
自分の弟分(女房の不倫相手)に偉そうな能書き垂れる亭主の駄目さ加減。

ほんのちょっとした仕草と表情で、完璧に演じ分けてみせる。
これが今最も脂が乗っている、との呼び声高い、落語家の芸の力なんだなぁ、と実感しました。

正直、客席でマナーモードとは言え携帯は鳴るし、途中までの雰囲気はお世辞にも良かったとは
言い難かっただけに、一席終わった後の割れんばかりの拍手と、その長さに鳥肌が立ちました!!。

流石は家元・立川談志お墨付きな訳です。この凄さは、二席目の【妾馬】で全開に!!町の遊び人で、
評判のがさつな男八五郎。そんな兄に似ず器量良しの妹。

殿様の寵愛を受け、お世取りを出産。今では、つるの方様の名で呼ばれている妹が、
たった一人の兄に会いたがっていると言う。

肝心の、お世取りが何なのかも分かっていない様子の八五郎だが。大家さんや、
年老いた母親に叱咤激励され、どーにか無事に登城果たし、殿様と妹つる、赤ん坊と対面する。

最初の内、舞い上がって飲み続け、殿様の暮らしぶりを揶揄しまくる八五郎。
しかし、ふと我に返ると、今や、妹が有り難くも殿様の寵愛を受け、

何不自由なく暮らしている事実が有ることに気づく。さっきまで毒づいてたのは何処へやら?

『おい、つる!お前はありがたいという感謝を忘れちゃいけねぇぞ!
皆さん、つるをよろしくお願い致します。もし、感謝を忘れていたら遠慮なく叱りつけてやって下さい!』

とまで必死に頭を下げて回る始末。この時の、迫真の鬼気迫る表情。
つるが困ってしまい、『じゃあ兄ちゃんは?』と問い質すと、

『兄ちゃんは、遊び人として今までいい目にもあった。だけど、それは続かない。
どんな遊び人もそうだったみたいに、兄ちゃんも、若い連中から小突かれる時期が来るのを知ってる。

だから、お前にだけは周りに感謝をする心を忘れて欲しくないんだ!!』と絞り出す様に本音を吐露する。

これぞ、人情噺。会場中から啜り泣く声が聞こえてました。
文字通り、立川談春という人間の生きざまから来る芸を、たっぷりと堪能させて頂きました!。

江戸や明治の時代小説がお好きな方に、聴いて欲しい古典落語。それが談春さんです!!

演目
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 立川談春

【赤めだか】立川談春

赤めだか赤めだか
(2008/04/11)
立川 談春

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立川談春さんの事は、立川談志師匠のお弟子さん程度の知識しかなかったけれど、
流石は噺のプロが書いただけあって、耳元での朗読を聴いているような。

なんとも不思議な文体です!!!
グイグイと惹き込まれ、スイスイと頁を捲り、「あっ!」と言う間に読み終わりました。

とにかく、ひたすら面白かった。

揃いも揃って個性的な立川流の前座仲間との修行。
及び青春の日々が、実に赤裸々に描かれている。

既存の落語界を飛び出し成立した流派なだけあって、
師匠(イエモト)談志の落語及び修行に対する独自の考え方、芸への真剣、命懸けな姿。

何度も背筋が伸びる思いがしたし、時折顔を覗かせる談志の
底無しの【慈愛】の心には正直驚かされた。真に優しい人なんだなぁ、と。

こう感じることが出来たのも、談春さんの過去の自分への視点が
とても冷静でバランス良いからだろう。

落語への、そして師匠談志への現在進行形での熱く深い愛。

ラストには感動の余り涙し、一晩興奮で眠れませんでした。
今度、立川談春さんの高座を生で聴いてみたいと思います。

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福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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