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大きな音が聞こえるか

大きな音が聞こえるか大きな音が聞こえるか
(2012/12/01)
坂木 司

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坂本司『大きな音が聞こえるか』パート2

30時間を超えるロングフライトの末、やって来たのはブラジル・ベレン。マンゴー茂るアマゾン河流域最大都市。

ここで、エイくんは、遥々日本からポロロッカに乗りに来たサムライとしてホスト・ファミリーに紹介される。

彼は、この地で一途な恋に落ち、身も心も成長することになるのだ。

それにしても、何てエイの身辺には、うねりが近づいてくるのだろう⁉︎

しかもグッド・ハートの持ち主ばかり!

ポロロッカには、小さな小さな企業がスポンサーのCM撮影クルー達とオンボロ客船に乗って出掛ける。

雇ったコックがイタリアンと聞いていたら、実はイタリア系のブラジリアンで、無理しなきゃ喰え
ないレベルの、インチキなシェフだったのだが。

少年はそれで、じぶんが代わりに作ることを提案するが、彼の現地での保護者・剛は即座に拒否する。

『日本料理を作るなら、まだ良い。でも余興を超えて、彼の料理に手を出すのは、彼の仕事を奪うことになる』と。

凹むよな、きちんとした理由で叱られると、、、

でも、シェフのアントニオは必死にエイに喰らいついて来て、字の読めない自分でも、美味いものが作れるように教えを乞うのだ。読者への問題提起も坂木作品の魅力で、痛さの中に在る真実まで覚悟を持って書いてあるから、改めて素晴らしいと感じ胸にジーンと来るものがあった。

船はポロロッカに備え支流を走ってるんだけど。
さすがは大河アマゾン!2つの支流が同時に交わりながら流れてるだなんて、まさに自然の驚異だ!

CMクルーのエイ少年への台詞がカッコ良い。

『大人は、子どもの楽しさを超える楽しさを経験できる。自分の人生を自分で好きな方に変えることができる。大人は、フリーだ』と。

そうこうしてる内に、ポロロッカ接近!

ここからは是非とも読んで味わって欲しいです。

大きな音の意味するところを感じて欲しいから。


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大きな音が聞こえるか

大きな音が聞こえるか大きな音が聞こえるか
(2012/12/01)
坂木 司

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坂木司『大きな音が聞こえるか』パート1


大好きな作家の一人、坂木司さんの一大長編小説。 なに気なく見た奥付けに、僕が高校生の頃
熱狂的に読んでた漫画『ジパング少年』が参考資料に使われているのを発見!すかさず手に取った次第だ。主人公は高校生の少年・泳、思春期独特な醒めた思考の持ち主である。名前にもある通り彼はサーフィンが出来る。そこそこの腕前だ。
でも少年は悩むのだ。悩んでしまうのだ。

『ふと考える。今の俺って、近道と回り道、どっちを歩いてるんだろう。』ってね。

思春期は自己探訪期間でもあるから。泳くんも、この世界の中にきっと存在しているはずの

『自分に、しっくり来る物事』を手探りで訪ね歩く。その端緒となるのがネットサーフィンだったりするのも今時の高校生らしくて好印象が持てるな。そして少年が辿り着いた答え。

『ずっと終わりのない波にのってみたい!』

そんな波ってあるの?何処で乗る事が出来るの?

情熱を胸に抱いてから、何度と無く泳くんは大きなうねりの中に立つことになるのだから愉快だ。

まず、泳少年が波乗りしに行く海の通称・仙人が断言してくれた『終わらない波は、あるよ』

情報の断片を頼りに、ネットの世界をサーフィン。
すると!日本の裏側ブラジルに海の波が、アマゾン河に逆流することで巻き起こる『ポロロッカ』なる
現象が存在する事が判明。

こりゃあ、行きたいでしょう、乗りたくもなるでしょう⁉︎

少年は早速行動に移る。旅費は大体如何程?
じゃあそれを稼ぐ為にバイト先探しだ。

幾つか体験して、引越し屋さんと中華料理屋さんを掛け持ちでシフトを入れまくりギリギリ稼ぐ。

次に。肝心な両親の説得が待っている。理論的に反対してくる父親に、泳くんが試みた画期的な説得術。ここは読んでいて、とても痛快な所なので楽しみにしていて下さいね!


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【ワーキングホリデー】 坂木司

ワーキング・ホリデー (文春文庫)ワーキング・ホリデー (文春文庫)
(2010/01/08)
坂木 司

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笑いあり、涙ありで大いに読み応えがある一冊でした。素晴らしいので心から、オススメしたいと思います。
イケメンなのに、元ヤンなせいか、短気で口が悪い人柄が祟ってパッとしないホストのヤマト。

そんな彼の目の前に突如現れたのが、進と名乗る小学五年生。『初めましてお父さん。』
心当たりがある様な、ない様なヤマトは進を質問攻めに。で突き止めた進の母親は、

ヤマトの過去の唯一の弱点とも呼べる人。これで進が我が子に間違いないと確信していると、
更に息子は『夏休みの間にお父さんが善い人か、悪い人かを、自分なりに調べる!』等と

飛んでもない宣言をするのです。が、二人暮らしを始めた翌日ヤマトがホストを
クビになる大失態をしでかします。ここで捨てる神あらば拾う神もありで。

ホストクラブオーナーでヤマトを一から育てたジャスミンが(オカマ)が、ホストのヤマトでなく、
本名の沖田大和として昼の世界に生きて行きなさい。と、新たな仕事、

宅配のハチさん便への転職を手配してくれるのですが、この場面の描写は、とても温かく、
ジーンと胸が熱くなりました。さて、 沖田大和の転職先はと言うと。

宅配便の新規参入会社『ハチさん便』のセールスドライバー。
リヤカーを大和アレンジでカスタマイズして晴れの日も、土砂降りの日も、

荷物を届けに精一杯勤めます。そんな父に最初は反発を覚えていた優等生の進
(学校でのあだ名は、なんと『おかあさん』)ですが、大和の大雨の日でも、

なりふり構わないカッコ良さを見て、夏休みの間に、父から【モテモテの極意を教わる】
男塾への入塾を決意したりで、案外凸凹親子でだけど馬があうんだなあと思いました。

夏の間限定だと分かってるからこその特別な親子の絆はこんなところにも。
『他愛のない会話。部屋中に漂う煮物の匂い。そして何より、「おかえりなさい」という台詞。

自分以外の誰かがいる生活も、捨てたもんじゃない。俺はそんなことを考えながら、安らかな眠りにつく。』
この何気ないけど、ずしりとした生活の実感を描ける上手さが坂木司さんの味だと思います。

ラスト二人に訪れる否応ない別れ。不覚にも涙してしまいました。
本当にハートウォーミングな本なので是非読まれてみて下さいね。

◎過去書評にも気軽にコメント下さいませ。一冊の本について話が交わせる事を嬉しく思います◎

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【夜の光】 坂木司

夜の光 (新潮文庫)夜の光 (新潮文庫)
(2011/08/28)
坂木 司

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ひきこもり探偵シリーズを読んで、たちまち虜となった作家・坂木司。
現代社会の抱えている諸問題に堂々と正面から向かい合っては、真の意味で人間と人間の新たな繋がりを、

提示してみせようとする真っ正直さに心底震え、『この作家を追おう!』と決意させた。
それで次に手にしたのが、タイトルに惹かれたこの本だ。ジャンル分けするなら青春もの、

なんだろうけど決して一筋縄では行かない、そんな風にヒリヒリした物語の立ち上がり方に
正直かなり面喰らった…。更に率直に言わせてもらえるのなら、

『本書は読者に挑戦を仕掛けて来ているな』とまで思えた。坂木司の書く物語にポジティブな面だけではなく、
これほどまでの刺と毒が潜んでいたとは、驚きだが、視線を逸らさず読みきったならば、

真の光に触れられるのではないだろうか。高校生活とは戦場を生き延びる事、
自分達は各自が任務を遂行するスパイだ、と言ってのける4人の天文部員が主人公。

ジョー、ゲージ、ギィ、ブッチと互いをコードネームで呼び合い、馴れ合わず、
互いのエリアを侵犯しない距離感で付き合いを続けて来た3年間。だが、最上級生になった時、

新入部員もいない為、改めてこの4人だけになった時、部活動での関係は新たに進化と深化を遂げる。
屋上に於ける星空観測会。同じ夜空を見上げ、美味しい夜食に舌鼓を打ち、熱々の特製コーヒーに、

互いの胸を温める。彼ら、彼女らが、任務に忠実に現在を生きるにつれ孤独は磨かれ、孤高の光を放つ。
スパイ・ギィの呟きから引用したい。『隠し事などせず、考えていることと言うことは同じで、

他人も自分も迷わせない。』思春期独特の意志の持つ力強さが何とも言えぬ位に眩しいではないか!
かつての少年と少女だった、全ての大人たちにお薦めしたい一冊です。

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Author:花房雨
藤長聖子です。

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≪O型・おひつじ座≫≪1979・3・26生まれ≫≪持病・バセドウ氏病≫

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作家:よしもとばなな・吉本隆明・田口ランディ・西原理恵子・角田光代・山崎ナオコーラ 音楽:THE BLUE HEARTS・大貫妙子・松任谷由実・池田綾子・S.E.N.S 画家:デナリ・ダリ・シャガール・バスキア 映画:アマデウス・サイダーハウス・ルール・ハリーとトント・めがね・ビリー・ワイルダー 落語:立川談春

福岡県在住・紅茶と猫と読書・イラスト描くこと・文章・詩を書くのが好きです☆

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