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【泣き虫弱虫諸葛孔明】 酒見賢一

泣き虫弱虫諸葛孔明泣き虫弱虫諸葛孔明
(2004/11/25)
酒見 賢一

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いやはや、実に面白い!!こんなに笑える歴史小説を読んだのは初めてである。
歴史小説の多くは英雄や豪傑の活躍する華々しい面へと焦点を当てるのが常であるが、

この本は中華四千年の内でも天才中の天才、名軍師と評判高い男諸葛亮孔明が、
どれほど風変わりで、自信過剰な男だったか、また、自分の名声を天下に轟かせる為に、

如何なる手段を用いたかが、事細かに記されている、いわば暴露本の如き伝奇小説なのである。
この設定からして変だし、どこかしら諸葛孔明への等身大な(ユニークな)

愛情さえ感じられて微笑ましいではないか!?そう今作は、とってもチャーミングで可笑しい、
諸葛孔明賛歌なのである。例えば未だ仕官先すら覚束ない、そんな折に仙術の導師が着るような妙な道服を着、

時々不意に立ち止まっては、扇子を取り出して、なにやら往来でジーッと考え込んでいる始末。
なので、縁談にせよ、その相手が孔明だと各家々に知れた途端、

『あの奇行癖のある変わり者のですか…』とことごとく破談になる有り様で。
遂には七回も連続して話が流れるに至って、孔明の姉も弟可愛さに、他人の身に起きた事だという風にして、

孔明本人から結婚への策を授かりに行きますが…。自分の身の上に起きた出来事などとは露とも思わぬ、
後の世の天才軍師様はヌケヌケと、『七回も断られたような男などは、既に七回家を滅ぼしたも同然であり…』

云々とぬかす自信家っぷりで。やり取りのちぐはぐさが堪らなく可笑しいです。
更に、自らの仕官先である、劉備玄徳に三顧の礼を持って迎えられる迄がヘンテコ極まりない。

劉備玄徳は、何れ襲来するであろう、宿敵、曹操との対決を前に、それまでは、
侠という単なるチンピラと雑兵の寄せ集め集団に過ぎなかった劉備軍団を、

キチンと組織化された軍勢にする必要がある事に、気付かされます。それもそのはずで、
戦さをすれば連戦連敗、未だ自分の領土すら持てていなかった訳ですから。

そんな玄徳に特上の中の特上である軍師が身近に存在しているという噂が次第に聞こえ始めます。
その様な軍師が本当にいるのなら我が軍勢に力を貸して欲しい…。自然な成り行きで始まったのが、

有名な三顧の礼。の、はずですが…。劉備も劉備で、一度目の訪問の際には
『場合によっては、まぁ、やっちまってもいいかこの際、とは思っておるのだが』

なぞと危険な台詞を吐いたりして。敵(孔明) も去るもの、二度目の訪問の際には、
雪吹きすさぶ荒天の中、何処へか、遊びに行っており、又しても不在。一体、どんな風にして三顧の礼を経て、

劉備玄徳と天才軍師諸葛孔明は巡り会う事が出来るのか?
そして、竜の軍師を得た劉備の軍団は一体どのような変貌を遂げるのか?

それは次巻のお楽しみと言うことで…。著者酒見賢一さんの三國志観も合わせて、
抜群に面白い作品となっています、オススメです!

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