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風雅的読書コラム【漱石先生と内田百鬼圓青年】・後篇

私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)
(1993/08)
内田 百けん

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言われた百鬼圓くん、『尊敬する先生が私などに居留守を使ったり、
その場を胡麻化したりする様な事は有る筈がない』

頑なに信じてしまったのですね!!なので、あくまで気儘に、用件があれば木曜日以外にも
出向いて行く。まったく困った、弟子なのです。女中さんも大変だったでしょうね・・・。

幾ら『今はいけないと』云っても、『留守だと』云っても、この奇妙なお弟子さんは何処吹く風。
挙句に『こちらで気を悪くした様な事はなかった』なぞと思ってるのが

態度から伝わって来たでしょうし。かと言って『伺って参ります』と奥へ伝えないといけないのは、
いけないわけだし・・・・・。女中さん『漱石先生、内田さんが又!』。

先生『何、また来たのか奴は』的会話も、きっとあったでしょうし・・・。
(想像すると、かなり可笑しい図が浮かんできます)

親子ほども、歳の離れた師匠と弟子。お互いにユーモア精神と、気難しさを持ち合わせている
師弟の不思議な関係。ラストの逸話。面会日が木曜日って情報だけを頼りに、田舎から

出てきた青年。夏目漱石先生に会いたい、その一念のみで・・・。

だが、漱石先生に最早、見ず知らずの若者を紹介状もない白紙の状態で、
招き入れ面会する余力はなかったのでしょう・・・・・・。

(実際、内田百鬼圓が弟子で居られたのは僅か五年です)

むげに門前払いを喰らわせます。それを見た百鬼圓先生の師への愛情溢れる皮肉、
自分も田舎から漱石先生を目指したからこその。

『みんなが黙ってゐる中で、私は漱石先生を憎らしいおやぢだと思った』の描写に
笑い泣きしそうになりました。師を慕う気持ちに。

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風雅的読書コラム【漱石先生と内田百鬼圓青年】・前篇

私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)
(1993/08)
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現在でも(最近まではお札でしたし)『日本で文豪と言えば?』そう聞いて、
真っ先に名前の上がる作家の一人である夏目漱石先生。

漱石先生は、また日本人で初めて、小説家としての収入だけで、生計を立てることに成功した、
プロ作家第一号でもあるのです。当時の売れ行きと人気の高さが伺えますね。

未だに、『坊っちゃん』や『吾輩は猫である』、『こころ』等の作品売れ続けている訳ですし。
そんな人気作家で、年々多忙を極める、漱石先生の所へ若き日の百鬼圓先生が

度々通った様子が書かれている『紹介状』。内田百鬼圓と言う御仁は、
還暦を前に出版した『百鬼圓随筆』が、ようやく大ヒット、専業作家になったのは

老人になってからなので、どうしても黒澤監督の遺作『まあだだよ』のイメージもプラスされ、
生まれた時から頑固な爺さんの風貌をしてたんじゃないかと

思わせますが、そうでは、なかったんですね。当たり前ですが・・・。
調べてみると、郷里岡山に居た時代から、漱石先生に憧れていた

内田青年が、尊敬する先生に知り合えたのが、22歳の年。
夏目先生は、前年、持病の【胃潰瘍】の療養中、伊豆の修善寺で

大量吐血、【修善寺の大患】なる事件を起こし、翌年も自宅療養していた為、
見舞いに訪れた青年を断らずに、迎え入れたのでしょうね。

この時、漱石先生は明治の人間の平均寿命であった44歳。

もはや、老人の域に達していた訳ですから、見ず知らずの者に時間を割く余裕が無くなり
掛けていても、仕方ないことです。ないことですが、しかし。友人と漱石山房に出かけて行き、

幸ひに通されて、先生から『これからは(面会日の)木曜日に来てくれ』

→後篇に続きます!!!

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